Company Profile
会社概要
Philosophy
企業理念
地域社会とともに成長するCorporate Philosophy
BITEX HOLDINGS は、産業・文化・技術が交差する多層的な領域において、地域と地域、個人と社会、現在と未来をつなぐ媒介者として機能することを目指しております。創造的な知性を実践へと落とし込み、時代の変化に応答しながら、新たな価値の創出に取り組んでまいりました。分断が進む世界において、対話と協働の可能性を広げ、普遍的価値としての「創造」を持続的に生み出し続けることが、私たちの使命であります。
理念体系
私たちの価値観
行動規範
- 原典主義 伝聞および報道に依拠することなく、現地の登記事項、契約書原本、規制当局の公表資料等の一次資料を確認したうえで判断し、ご説明いたします。
- 不確実性の明示 確証を得ていない事項については、その旨を明示いたします。検証の途上にある事項は、途上にあることを付したうえで開示し、確定した事実と誤認されるおそれのある表現は用いません。
- 謝絶権限の留保 確認手続の完了しない取引、出所につき合理的な説明の得られない資金、当社グループの基準に適合しない相手方については、取引規模の如何を問わず謝絶いたします。
- 記録の徹底 口頭により合意した事項も、遅滞なく書面化いたします。記録の存しない合意は、成立しなかったものとして取り扱います。
- 現地主義 遠隔地からの推断に依拠することなく、拠点および人員を現地に配置したうえで意思決定を行います。
- 説明責任 判断の根拠および経緯を、求めに応じて随時ご説明しうる状態に保ちます。
禁止行為
以下の各号に掲げる行為は、当社グループの社内規程においてこれを禁止しております。販売パートナーおよび業務委託先に対しても、契約を通じて同等の遵守を求めております。
- 確証を得ていない利回りまたは将来の価格水準を、確定した事実であるかのように説明する行為。
- リスクに関する説明を欠いたまま、有利な側面のみを強調して勧誘する行為。
- 意思決定を不当に急がせ、または比較検討の機会を失わせる行為。
- 本人確認および資金源の確認が完了しない段階において、取引を開始する行為。
- 反社会的勢力、制裁対象者その他これらに準ずる者と、形態の如何を問わず関係を有する行為。
- 当社グループの利益を優先し、お客様の判断に必要な情報を秘匿する行為。
- 職務上知り得た情報を、本来の業務目的以外の目的に利用する行為。
Message
代表メッセージ
平素より格別のご支援を賜り誠にありがとうございます。BITEX HOLDINGS 代表の上野 真司です。
当社は、「地域と世界をつなぎ、未来を創造する」という理念のもと、グローバル市場において革新と成長を続けております。ロンドン、シンガポール、アブダビ、日本、そして2026年に加わった中国を拠点に、それぞれの地域特性を最大限に活かし、多岐にわたる事業を展開しております。
ロンドンでは、再生医療という最先端分野で健康課題に取り組み、より良い未来を創る努力を続けております。シンガポールでは、IT分野における技術革新を通じて、社会や企業が抱える課題を解決するソリューションを提供しています。アブダビでは、中東地域の魅力と可能性を広げる不動産事業を展開し、持続可能な開発と地域経済への貢献を目指しております。日本では、経営コンサルティング、不動産事業、エネルギー事業、中東への市場進出サポート等の事業を通じて、多文化交流と経済発展に寄与しております。
私たちBITEX HOLDINGSが特に重視しているのは、透明性・信頼・貢献という3つの柱です。これは、グローバルな事業展開を進める上で欠かせない価値観であり、社員一人ひとりが日々の業務を通じて実践しています。私たちは、単に利益を追求するだけでなく、地域社会や環境、そして次世代への責任を果たすことが使命だと考えています。
また、変化が激しい現代において、常に未来を見据えた挑戦が求められています。当社は、技術革新や市場動向を的確に捉え、新しい価値を創造することで、ステークホルダーの皆様に信頼されるパートナーであり続けたいと願っています。
BITEX HOLDINGSがこれまで成し遂げてきた成果は、ひとえにステークホルダーの皆様からのご支援、ご信頼によるものです。今後もさらなる成長を目指し、より多くの価値を創出し続ける所存です。どうぞ今後とも、変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
BITEX HOLDINGS LLC
代表取締役社長 兼 CEO 上野 真司
代表取締役社長 兼 CEO 上野 真司
宅地建物取引士 / 行政書士 / 証券アナリスト
約20年にわたり不動産および投資商品の取引に携わり、累計取引額は約4,500億円超。2020年に上場企業の代表取締役社長を退任後、BITEXグループを創業。日本・中東・アジアを結ぶクロスボーダーの事業開発を自ら指揮し、日系企業初となるアブダビ不動産ライセンスの取得やADGMを活用した投資スキームの組成など、新しい市場の開拓を続けています。
(不動産・投資商品)
の経験
Profile
会社情報
| 会社名 | BITEX HOLDINGS LLC |
|---|---|
| 所在地 | King Abdullah Bin Abdulaziz Al Saud Street, Al Bateen, W32 — Abu Dhabi, United Arab Emirates |
| 代表者 | 代表取締役社長 兼 CEO 上野 真司 |
| 日本法人 | BITEX LTD(BITEX株式会社) 東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー16F |
| 拠点 | アブダビ/東京/中国(寧徳)/ ドバイ/シンガポール/ロンドン |
| 資本金 | 50,000,000円(連結含む) |
| 事業内容 | 不動産事業、エネルギー事業、医療事業、IT事業、 海外進出サポート事業、経営支援コンサルティング事業、 社債事業(ADGM) |
| 主要パートナー | CATL-KSTAR、ALDAR、 MODON Properties ほか |
| アブダビ不動産ライセンス | 784-1982-1377780-2 |
| アブダビ ブローカーライセンス | 20240000246837 |
| ドバイ不動産ライセンス | 57422 |
| ドバイ ブローカーライセンス | 95389 |
History
沿革
| 2018年4月 | シンガポールに BITEX PTE LTD を設立(IT・デジタル事業、ASEAN展開拠点) |
|---|---|
| 2023年2月 | ロンドンに BJ HOLDINGS LTD を開設(再生医療・バイオ事業) |
| 2023年 | 東京・アブダビに拠点を開設し、不動産事業を開始 |
| 2023年11月 | アブダビに BITEX REAL ESTATE BROKERAGE LLC を設立 — 日系企業初のアブダビ不動産仲介ライセンスを取得 |
| 2024年11月 | エネルギー事業「BITEX SOLUTIONS」を開始(国内レジリエンス型蓄電インフラ) |
| 2025年11月 | ドバイに BITEX TRUST REAL ESTATE LLC を設立(Business Bay) |
| 2026年2月 | ALDAR HONOURS AWARDS「2025 OUTSTANDING ROADSHOW PARTNER」を日系企業として初受賞 |
| 2026年7月 | 中国・寧徳に BITEX Supply Chain Management Co., Ltd. を設立(CATL-KSTAR施設内) |
| 2026年(予定) | ADGM SPV「BITEX HOLDINGS LTD」設立、社債シリーズ1発行(11月予定) |
Group
グループ会社一覧
| 会社名 | 所在地 | 役割・事業 |
|---|---|---|
| BITEX HOLDINGS LLC | アブダビ | グループ持株会社 |
| BITEX LTD | 東京(六本木ヒルズ) | 日本法人|エネルギー事業(BITEX SOLUTIONS)・不動産事業・経営コンサルティング事業 CATL-KSTAR 日本総代理店/MODON 日本市場正規総代理店 |
| BITEX SUPPLY CHAIN MANAGEMENT Co., Ltd. | 中国・寧徳 | 中国法人|エネルギー事業(調達・輸出入・サプライチェーン管理) |
| BITEX REAL ESTATE BROKERAGE LLC 公式サイト | アブダビ | 不動産事業 ALDAR・MODON 正規代理店/Official Strategic Partner。日系初のアブダビ不動産ライセンス |
| BITEX TRUST REAL ESTATE LLC 公式サイト | ドバイ | 不動産事業 |
| BITEX HOLDINGS LTD | アブダビ(ADGM) | 社債事業(発行体SPV) |
| BITEX PTE LTD 公式サイト | シンガポール | IT事業 BITEX PROPERTY CLOUD ほか自社開発 |
| BJ HOLDINGS LTD | ロンドン | 医療事業 |
| J LEAD PARTNERS FUND LLC | 日本 | 不動産関連事業 |
Corporate Governance
コーポレート・ガバナンス
基本的な考え方
当社グループは、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を実現するためには、経営の透明性および公正性を確保するとともに、事業環境の変化に対して迅速かつ果断な意思決定を行いうる経営体制を構築することが不可欠であると認識しております。コーポレート・ガバナンスの充実を経営上の最重要課題のひとつと位置づけ、業務執行と監督の分離、意思決定過程の文書化、および資金の流れの追跡可能性の確保を、その基礎としております。
当社は非公開会社でありますが、ADGM(アブダビ・グローバル・マーケット)における社債事業を通じて投資家より資金をお預かりし、また不動産取引においてはお客様の重要な資産をお預かりする立場にあります。かかる受託者としての責任に鑑み、上場会社に求められる水準の規律を自主的に適用する方針としております。
当社グループは、UAE、日本、中国、シンガポールおよび英国の複数法域にまたがって事業を展開しており、各法域の法制度および商慣行は一様ではありません。したがって、個々の判断を各社の裁量に委ねることなく、持株会社が統括する体制のもとで、グループ横断的に統制を及ぼす方針を採用しております。
コーポレート・ガバナンス体制
GROUP CONTROL FUNCTIONS / グループ横断の管理機能
個人情報保護
反社会的勢力の排除
各機関の構成および付議事項
| 機関 | 構成 | 主な付議・報告事項 |
|---|---|---|
| 株主総会 | 株主 | 定款の変更、取締役の選任および解任、計算書類の承認その他の法定決議事項 |
| 取締役会 | 取締役 | 経営の基本方針、年度予算および事業計画、重要な組織および人事、重要な財産の取得および処分、多額の借財、内部統制システムの整備に関する基本方針 |
| 代表取締役社長 兼 CEO | ― | 取締役会の決議にもとづく業務執行の統括。緊急を要する事項については専決したうえで、取締役会に事後報告いたします。 |
| 経営会議 | 代表取締役社長 兼 CEO(議長)、各事業の統括責任者、管理部門責任者 | 執行上の重要事項の審議、取締役会付議事項の事前整理、業績および資金繰りの確認 |
| 投資委員会 | 代表取締役社長 兼 CEO、財務責任者、当該事業の責任者、外部オブザーバー(社債事業) | 資産の取得および処分の審議・承認、投資基準への適合性の検証 |
| 内部監査 | 内部監査担当 | 業務監査および会計監査の実施、指摘事項の是正状況の追跡、取締役会への報告 |
なお、社債事業(ADGM)に係る資産の取得および処分については、投資委員会に独立した外部オブザーバーが出席し、その承認を経ることを要件としております。
内部統制システムの整備に関する基本方針
当社は、業務の適正を確保するための体制として、以下の各号に掲げる事項を整備する方針としております。
- 法令等遵守体制 取締役および使用人の職務の執行が、各法域の法令および定款に適合することを確保するため、行動規範を定め、コンプライアンス統括機能を設置するとともに、教育および内部通報の仕組みを整備しております。
- 情報保存管理体制 取締役会その他重要な会議の議事録、決裁書類および契約書は、社内規程に定める期間これを保存し、閲覧可能な状態に置いております。
- 損失危険管理体制 リスク管理規程を定め、事業リスク、財務リスク、地政学リスクおよびオペレーショナルリスクを区分して把握し、影響度および発生可能性に応じた対応方針を定めております。
- 効率性確保体制 職務権限規程により決裁区分を明確化し、年度予算および事業計画にもとづく執行と、月次の実績確認により、職務の執行の効率性を確保しております。
- 企業集団管理体制 子会社の重要事項を持株会社の事前承認事項として定め、月次の報告および必要に応じた実地確認により、企業集団としての業務の適正を確保しております。
- 財務報告の信頼性 会計処理基準および決算手続を統一し、証憑にもとづく記帳、権限者による承認、および記帳担当と承認担当の分離により、財務報告の信頼性を確保しております。
意思決定および事後検証のプロセス
社内規程体系
ステークホルダーとの関係
- お客様 海外不動産は、情報の非対称性が大きい分野であります。当社グループは、現地法人、現地ライセンスおよび現地従業員を自社で保有し、一次情報を加工することなくご提供することを基本方針としております。確認されていない見通しを、確定した事実であるかのようにご説明することはいたしません。
- 投資家 社債事業においては、資金の分別管理、担保の第三者保管、独立取締役を含む連署、および独立外部オブザーバーの関与を、スキームの設計段階から組み込んでおります。
- 取引先・パートナー ALDAR Properties、MODON Properties および CATL-KSTAR をはじめとする各社との関係は、契約および取引実績にもとづく正規の代理店ないしパートナー関係であります。
- 従業員 各法域の労働法制を遵守し、国籍および言語の異なる従業員が同一の基準のもとで就労しうる環境の整備に努めております。
- 地域社会 事業を営む各地域の制度および慣行を尊重し、当該地域の発展に資する事業領域を選択する方針としております。
Internal Control
内部管理体制
基本方針
当社グループは、内部管理体制の実効性は、特定の個人の資質に依存させることなく、業務プロセスそのものに統制を組み込むことによって確保されるべきものと考えております。すなわち、①単独の担当者が一連の業務を完結しないこと、②記録を伴わない資金移動を生じさせないこと、③確認手続を完了していない相手方との取引を開始しないこと──この三点を、グループ共通の統制原則として定めております。
三線防御(Three Lines of Defence)
グループ横断の管理機能
職務分掌および決裁
当社グループは、一連の業務を起案、検証、承認、執行および記帳の各工程に分解し、それぞれ異なる担当者が関与する体制としております。決裁区分は職務権限規程に定め、金額および内容に応じて決裁権者を区分しております。
- 起案と承認
- 承認と執行
- 執行と記帳
- 取引先の登録と支払の実行
- 一定額以上の送金
- 取引先の口座情報の登録および変更
- 契約書の締結
- 顧客からお預かりした資金に係る入出金
資金の管理
資金の分別管理
社債事業(ADGM)においては、エスクローおよび支払代理人を通じて資金を分別して受払いし、一定額以上の支払については独立取締役を含む連署を要件としております。担保は証券代理人が第三者として保管いたします。
シリーズ間の分別
社債の各シリーズについて、資産および負債を完全に分別して管理し、シリーズ相互間の資金の融通は行いません。
資金繰りの把握
各社の資金残高および資金繰り計画は月次で報告を受け、経営会議において確認いたします。多額の資金移動については、事前の承認を要件としております。
子会社の管理
| 統制の手段 | 内容 |
|---|---|
| 事前承認事項 | 重要な投資および資産処分、一定額以上の借入、主要な契約の締結、組織および役員の変更、規程の制定および改廃 |
| 定期報告 | 月次の業績、資金残高および資金繰り、人員、重要な係争または規制当局とのやりとり |
| 実地確認 | 必要に応じて、持株会社の担当者が現地に赴き、帳簿、契約書および業務手順の実地確認を行います。 |
| 規程の整合 | グループ共通の基本規程を各社に展開したうえで、現地法令上必要な差異のみを各社規程において調整いたします。 |
監査の体制
| 区分 | 実施主体 | 対象 | 報告先 |
|---|---|---|---|
| 内部監査 | 内部監査担当 | グループ各社の業務および会計 | 取締役会 |
| 外部監査(社債事業) | ADGM登録監査人 | 社債の各シリーズ | 投資家・規制当局 |
| グループ会計監査 | 外部監査法人(整備中) | グループ全体 | 取締役会 |
上記のうちグループ全体の会計監査につきましては、事業規模の拡大に応じて外部監査法人による監査を受ける体制を整備する方針であり、整備の進捗につきましては本ページにおいて開示してまいります。
Compliance
コンプライアンス
基本方針
コンプライアンスを「法令に違反しないこと」と狭く解した場合、法の規制が及ばない領域を探索する発想を招きかねません。当社グループは、コンプライアンスを法令に加えて、社内規程、契約上の義務、および社会からの要請に従うことと定義し、行動規範として役職員に周知しております。
とりわけ海外不動産の分野においては、確認されていない利回りを断定的に説明する行為、リスクに関する説明を欠く行為等が、従来より問題として指摘されてまいりました。当社グループは、かかる説明を行わないことを社内規程上明確に定めるとともに、販売パートナーに対しても同等の水準を求めております。
適用範囲
本方針は、BITEX HOLDINGS LLC およびすべてのグループ会社の取締役および使用人に適用いたします。販売パートナー、仲介者および業務委託先に対しても、契約を通じて同等の水準の遵守を求めております。
遵守すべき法令等の領域
| 領域 | 主な法令・規制 |
|---|---|
| 不動産関連 | UAE(アブダビ ADREC/ドバイ DLD)の不動産仲介および登記に関する規制、日本の宅地建物取引業法 |
| 金融関連 | ADGM/FSRA の規制、有価証券の募集に関する規制(日本の少人数私募に関する規制を含む) |
| 資金決済・AML | 各法域のマネー・ローンダリング防止法制、制裁法制、犯罪による収益の移転防止に関する法律 |
| 輸出入・通商 | 中国および日本の輸出入関連法規、原産地規則、関税および安全規格 |
| 個人情報 | 日本の個人情報の保護に関する法律、UAE の個人データ保護法、英国 UK GDPR 等 |
| 腐敗防止 | UAE 刑法の贈収賄規定、英国 Bribery Act、日本の不正競争防止法(外国公務員贈賄) |
| 労働・雇用 | 各法域の労働法制、就労査証および居住許可に関する規制 |
| 税務 | 各法域の法人税、移転価格税制および源泉徴収に関する規制 |
| 競争法 | 各法域の独占禁止法および競争法 |
推進体制
教育および研修
| 対象 | 主な内容 | 実施時期 |
|---|---|---|
| 全役職員 | 行動規範、各法域の法令の概要、情報管理、ハラスメントの防止 | 入社時および定期 |
| 営業部門・販売パートナー | 広告表示および説明に際しての禁止事項、重要事項の説明義務、使用可能な表現と使用してはならない表現 | 入社時および定期、規制改定時 |
| 資金・顧客対応部門 | AML・KYC の手順、制裁法制、記録の保存 | 入社時および定期、手順改定時 |
| 管理職 | 通報への対応、労働法制、部下の業務の監督 | 定期 |
内部通報制度
贈収賄および腐敗行為の防止
- 公務員および公的機関の関係者に対する、金銭その他の利益の供与を禁止いたします。
- 取引の獲得または維持を目的とする、不適切な利益の供与および受領を禁止いたします。
- 接待および贈答は、社会通念上相当と認められる範囲に限り、その内容を記録として残します。
- エージェント、仲介者およびコンサルタントを介した間接的な供与も、同様に禁止いたします。
- 寄付および政治的活動に対する支出は、事前の承認を要件といたします。
利益相反の管理
取締役および使用人が、当社の利益と自己または第三者の利益とが相反する取引を行おうとする場合には、事前に申告し、承認を得ることを義務づけております。グループ会社間の取引については、独立当事者間の取引条件に照らして妥当であることを確認いたします。
反競争的行為の防止
競合他社との間で、価格、供給数量、取引先の配分その他競争を制限する事項について合意し、または情報を交換する行為を禁止いたします。業界団体の会合に出席する場合には、議題および議事の記録を確認し、疑義が生じた場合には退席のうえ報告することといたしております。
Risk Management
リスク管理
基本方針
リスクを完全に排除することはできません。当社グループにおけるリスク管理とは、いかなるリスクをどの程度まで受容するかをあらかじめ決定し、決定した範囲において運用されているかを継続的に確認することであります。受容しえないリスクは取らず、受容すると決定したリスクについては、顕在化した場合の対応まで含めて事前に定めております。
リスク管理のプロセス
リスクマップ
発生可能性 →
リスクの区分および対応方針
| 区分 | 主なリスク | 主な対応 |
|---|---|---|
| 市場リスク | 不動産価格および賃料の変動 | 取得価格の妥当性の検証、複数エリアへの分散、出口戦略の複線化 |
| 信用リスク | 取引先の債務不履行 | 取引開始前の与信確認、前受金およびエスクローの活用、与信限度額の設定 |
| 工事・引渡しリスク | オフプラン物件の完成遅延 | デベロッパーの実績確認、政府系デベロッパーの選定、進捗と支払スケジュールの対応管理 |
| 為替リスク | AED/JPY/USD の変動 | 通貨建ての明示、必要に応じたヘッジの検討、決済通貨の統一 |
| 地政学リスク | 中東情勢および通商政策の変更 | 複数拠点による機能の分散、現地からの情報収集、代替調達先の確保 |
| 法規制リスク | 各法域の法改正および規制強化 | 法改正の継続的な把握、外部専門家への照会、規程への速やかな反映 |
| オペレーショナルリスク | 事務処理およびシステムの誤り、不正 | 職務分掌、二重確認、操作記録の保存、定期的な内部監査 |
| 情報リスク | 情報の漏えい、システム障害 | アクセス権限の最小化、バックアップの取得、多要素認証の適用 |
| レピュテーションリスク | 不適切な表示または説明 | 表現ルールの明文化、販売パートナーに対する研修、広告表現の事前確認 |
事業別の主要リスクと対応
不動産事業
オフプラン物件の完成遅延、為替の変動、現地法制度の改正が主要なリスクであります。政府系デベロッパー(ALDAR、MODON)の物件を中心に取り扱い、支払スケジュールと工事進捗とを対応させて管理しております。
エネルギー事業
製品の供給遅延、品質不良および価格変動が主要なリスクであります。中国・寧徳の現地法人が生産計画を直接把握し、出荷前検査を自社で実施しております。
社債事業(ADGM)
裏付資産の価格変動、為替の変動および発行体の信用リスクが主要なリスクであります。資金の分別管理、担保の第三者保管およびシリーズ間の完全分別により対応しております。
医療事業
研究開発の不確実性および各法域の規制が主要なリスクであります。研究段階の内容を研究段階のものとして開示し、確認されていない効果を示唆する説明は行いません。
危機管理および事業継続
災害、システム障害、地政学的事象その他事業の継続に影響を及ぼす事象が発生した場合に備え、連絡体制および初動の手順を定めております。
AML / KYC
AML・KYC方針
基本方針
当社グループは、マネー・ローンダリング、テロ資金供与および制裁の回避に、自らの事業が利用されることを防止いたします。確認手続が完了しない取引は開始いたしません。本原則は、取引の規模の大小にかかわらず、例外なく適用いたします。
適用範囲
本方針は、BITEX HOLDINGS LLC およびすべてのグループ会社の取締役および使用人に適用いたします。販売パートナー、仲介者および業務委託先に対しても、契約を通じて同等の水準の遵守を求めております。
顧客受入プロセス
リスクベース・アプローチ
| リスク区分 | 該当例 | 適用する確認水準 |
|---|---|---|
| 低 | 資金の出所が給与所得等により確認できる個人のお客様で、取引形態が単純である場合 | 通常の顧客管理(CDD) |
| 中 | 法人のお客様、または複数の法域にまたがる資金移動を伴う取引 | CDD に加え、実質的支配者の遡及確認および資金源に係る裏付資料の徴求 |
| 高 | PEP またはその関係者、高リスク法域に所在する者、複雑な資本構成を有する法人、現金性の高い取引 | 強化された顧客管理(EDD)、上位の権限者による承認、モニタリング頻度の引上げ |
取引を謝絶する事由
- 本人確認または実質的支配者の確認が完了しない場合
- 制裁対象者、または制裁対象者が実質的に支配する法人である場合
- 資金の出所について、合理的な説明が得られない場合
- 反社会的勢力またはこれに準ずる者との関係が確認された場合
- 取引の目的および経済的合理性について、合理的な説明が得られない場合
疑わしい取引の届出
取引の内容が、お客様の申告された事業内容もしくは資金の性質と整合しない場合、または通常の取引形態から著しく乖離する場合には、社内の手続に従って報告し、必要に応じて各法域の当局に届け出ます。届出を行った事実およびその内容を、当該お客様に通知することはいたしません。
記録の保存
顧客確認の記録および取引の記録は、各法域の法令が定める期間これを保存いたします。保存にあたっては、アクセス権限を業務上の必要性に応じて設定し、操作の記録を残します。
反社会的勢力の排除
当社グループは、反社会的勢力とは一切の関係を持ちません。取引開始時に関係の有無を確認するとともに、契約書には暴力団排除条項を設けております。取引開始後に該当する事実が判明した場合には、当該条項にもとづき契約を解除いたします。不当な要求に対しては応じることなく、必要に応じて警察、弁護士その他の外部専門機関と連携して対応いたします。
教育および態勢の整備
AML・KYC の手順および各法域における規制の動向について、担当者に対する研修を実施しております。手順の変更があった場合には、その都度周知いたします。また、確認手続の実施状況については、内部監査の対象としております。
Sustainability
サステナビリティ
基本的な考え方
当社グループの企業理念は「未来を創る価値を提供し、地域社会とともに成長する」であります。サステナビリティを、事業と切り離された社会貢献活動としてではなく、いかなる事業領域を選択するかという経営判断そのものとして位置づけております。
当社グループが事業領域を選定する基準は、短期的な市場の動向ではなく、都市の再構築、医療の進化およびエネルギーの転換といった構造的な課題であります。これらの課題に取り組むこと自体が、当社グループにとってのサステナビリティであると考えております。
重要課題(マテリアリティ)
環境
- エネルギー事業を通じて、非常用電源の脱ディーゼル化に取り組んでおります。
- 取り扱う不動産について、デベロッパーによる環境認証の取得状況を確認しております。
- 自社の事業活動においては、拠点間の移動をオンライン会議により代替しうる場合はこれを代替し、書類の電子化を進めております。
社会
- 海外不動産という情報の非対称性が大きい分野において、一次情報を加工することなくご提供いたします。
- 取引に際しては、リスクを含めてご説明いたします。確認されていない見通しを、確定した事実であるかのようにご説明することはいたしません。
- 事業を営む各地域の制度および慣行を尊重いたします。
- 取引先および販売パートナーに対しても、当社グループと同等の行動基準を求めております。
ガバナンス
サステナビリティに関する方針は、取締役会が決定いたします。実施状況は経営会議において確認し、必要に応じて方針を見直します。
今後の取組み
温室効果ガス排出量の把握および開示、ならびにサステナビリティに関する定量的な目標の設定につきましては、事業規模の拡大に応じて体制の整備を進める方針であります。整備の進捗につきましては、本ページにおいて開示してまいります。


