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煌びやかな広告に足元は映らない─ 成熟したドバイ、これからのアブダビ。我々がMODONと組んだ理由(元上場企業社長コラムVol.26)

記事・コラムBITEX HOLDINGS LLC 代表取締役社長 兼 CEO 上野 真司

海外不動産と聞いて、どんな広告を思い浮かべるだろうか。高層ビルの夜景。プールサイドのラグジュアリーな暮らし。そして「高利回り」や『賃料保証』の文字。

SNSを開けば、そんな広告が毎日のように流れてくる。ただ、投資の世界に20年以上いた人間として、はっきり言えることがある。

煌びやかな広告に、足元は映らない。

今UAE不動産の現場で起きていることと、我々BITEXがなぜアブダビ政府資本100%のデベロッパーのMODONとパートナーシップを結んだのか。
その理由を書いてみたい。

成熟したドバイは「選べる人」だけの市場になった

煌びやかな広告に足元は映らない─ 成熟したドバイ、これからのアブダビ(写真1)

まず誤解のないように書いておくが、私はドバイという都市を否定するつもりはまったくない。
世界中の人と資本を惹きつけてきた、偉大な都市である。ただ、市場としてのドバイは、すでに「成熟期」に入った。市場が急激に伸びていた数年前までは、極端な話、何を買ってもある程度は上がった。
上げ潮の市場では、選定眼のない業者でも結果が出てしまう。問題は、市場が成熟した後である。

成熟した市場では、マクロの目線(都市全体の需給、政策、資金の流れ)とミクロの目線(エリア、デベロッパー、個別物件の質)の両方で精査しなければ、良い投資はできない。

東京を思い浮かべてほしい。
東京がすべて港区ではないように、ドバイもすべてが良いエリアではない。
安いものには、それなりの理由がある。
それは今も、これからも変わらない。その「選定」こそがものを言う市場に、ドバイは変化した。
にもかかわらず、現場で目にするのは、過度なSNS広告で集客をし、目の前の不動産を売ることだけを目的にした営業である。

良いことだけを謳い文句に、物件の良し悪しの判断もないまま、目先の利益を追いかける。
数年前までは通用したやり方かもしれないが、成熟した市場では、もう時代遅れである。

そのツケを払うのは、業者ではなく、購入者である。

「過去の実績」は語られる。
「これから」は語られない。

煌びやかな広告に足元は映らない─ 成熟したドバイ、これからのアブダビ(写真2)

もうひとつ、気になっていることがある。
セールストークの多くが、過去の数字で組み立てられていることである。

「この5年でこれだけ上がった」「利回りは平均これだけ」

だか、考えてみてほしい。

中東は昨年、大きな地政学的な緊張を経験した。世界の資金の流れも、都市間の競争も、その前後で確実に変化している。過去の数字は、その変化を織り込んでいない。

今までの数字をあてにするのではなく、これからの数字を読み解く力。
供給はこれからどれだけ出てくるのか。それを吸収できるだけの人口と資金の流入があるのか。政府はどこまで市場をコントロールしているのか。

実際、ドバイでは今後の大量供給を懸念する声が、複数の海外機関から出ている。
それでもなお、「根拠にならない根拠」と自信満々の理屈でセールスは繰り広げられている。

アブダビは、まだ成熟していない。
だから面白い。

煌びやかな広告に足元は映らない─ 成熟したドバイ、これからのアブダビ(写真3)

では、私がなぜアブダビに軸足を置いているのか。
理由はシンプルである。
アブダビは、まだ成熟していない。これからの市場だからである。そして「これから」の市場でありながら、足元が極めて盤石だからである。

アブダビの特徴を3つだけ挙げる。

ひとつ目は、供給のコントロール。アブダビは意図的に供給量を制限している。誰でも彼でも建てさせない。だから需給が崩れにくい。実際、現地では抽選になるプロジェクトが珍しくない。

ふたつ目は、潤沢なオイルマネー。都市の開発も、インフラも、文化施設も、資源の裏付けをもって進んでいる。

そして3つ目は、政府系ファンドの存在。アブダビの政府系ファンドの資産規模は、世界最大とも言われる。都市の背後に、世界で最も厚い資本のクッションがある。

急成長の派手さではなく、「崩れにくさ」を設計している都市。それが、私が現地で暮らしながら見ているアブダビだ。

政府資本100%のMODONがアジアに乗り出した

煌びやかな広告に足元は映らない─ 成熟したドバイ、これからのアブダビ(写真4)

そのアブダビで、政府資本100%のデベロッパーが「MODON」である。
20年以上にわたり、宮殿や王族の居住地、国家インフラを手がけてきた、いわばアブダビの国づくりそのものを担ってきた会社である。
そのMODONが、アジア市場の開拓に乗り出した。
そして、その日本パートナーが我々BITEXである。

日系企業として初めて、MODONと正規のパートナーシップを結んだ。この意味を、少しだけ説明したい。

海外不動産のトラブルの多くは、「間に何社も入っていて、誰が責任を持っているのか分からない」ことから生まれる。伝言ゲームの末端で、情報は加工され、都合の悪い部分は削ぎ落とされる。

デベロッパー、それも政府資本100%のデベロッパーと直接つながっているということは、一次情報がそのまま届くということである。
価格も、供給計画も、市場データも、加工されていない状態で手に入る。

さらに、現地で即完売になるようなプロジェクトの一部を日本の顧客のみに公開できる枠組みも動き始めている。これは、私たちが優れているという話ではない。

情報の「距離」が、そのまま投資の質になる。それだけの話である。

煌びやかな表面ではなく、盤石な足元を

不動産投資で一番重要なことは何か、と聞かれたら私はいつもこう答える。煌びやかな表面に惑わされず、盤石な足元を見つめること。

広告の美しさと、投資の質は関係ない。

むしろ、広告が煌びやかであるほど、足元を確かめる目が必要になる。
その都市は、誰が設計しているのか。
その物件は、誰が造り、誰が売り、誰が責任を持つのか。その数字は、過去のものか、未来を読んだものか。

この問いに、ひとつずつ答えを持てる投資だけが、時間に耐える。

MODON役員が来日する

煌びやかな広告に足元は映らない─ 成熟したドバイ、これからのアブダビ(写真5)
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この夏、そのMODON本社から役員2名が来日し、私たちBITEXと共同で特別説明会を開催することになった。

会場は、マンダリンオリエンタル東京。
7月14日(火)・15日(水)の2日間だ(オンライン同時開催・参加無料)。

中東情勢を経た「今のアブダビ」の経済と不動産市場の実情を、公的データに基づいて、現地の一次情報として話す。

海外ニュースの見出しだけでは分からないことを、直接、自身の目と耳で確かめてほしい。BITEXの日本のお客様だけに紹介する非公開プロジェクトの案内も予定している。各日20名の完全予約制である。

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開催概要

MODON × BITEX アブダビ不動産特別説明会

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日程:2026年7月14日(火)・15日(水)
時間:各日 11:00〜/14:00〜/18:00〜
会場:マンダリンオリエンタル東京
参加費:無料(事前申込制)
定員:1日20名・完全予約制
主催:MODON × BITEX

来日登壇:MODON 役員/カイ・シャン(Head of International Sales)/上野 真司(BITEX HOLDINGS CEO)

ご参加特典
・来場者全員に、MODONより記念品を進呈
・日本語対応「UAE不動産管理アプリ」無料利用権を発行(AI市場分析/リアルタイム市場データ/賃貸管理/書類アップロード/AI市場レポート)

※説明会後に個別相談(無料)も受け付けております。※申込後のキャンセルにペナルティはございません。

※本記事は情報提供を目的としたものであり、特定物件の購入を勧誘するものではありません。海外不動産の購入には為替・税制・法令・市場動向などのリスクが伴います。投資判断はご自身の責任でお願い致します。

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本稿は BITEX HOLDINGS LLC 代表取締役社長 兼 CEO・上野真司による寄稿です。記載の数値・見通しは執筆時点のものであり、将来の成果を保証するものではありません。

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