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【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfEstates」約5,500億円、「BASHAYER」は過去最高倍率の抽選に

記事・コラムBITEX HOLDINGS LLC 代表取締役社長 兼 CEO 上野 真司

「本当に、あの勢いのまま売れたのか?」
私のもとに一番多く届いた質問である。
無理もない。中東情勢のニュースが続く中、「アブダビの不動産が数千億円規模で売れている」と言われても、にわかには信じがたいだろう。前回の記事で告知をした際も、半信半疑の方は少なくなかったはずである。

今回はその報告と「なぜアブダビはこれほど買われるのか」を市場データから読み解く分析、そして東京説明会の動画を1ヶ月限定で公開するお知らせをお届けしたい。

UAE史上最高記録─「Hudayriyat Golf Estates」完売

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真1)

アブダビ政府100%資本のデベロッパー「MODON」が7月7日に発売した「Hudayriyat Golf Estates」。
発売からわずか数日で1,700邸・総額130億ディルハム超(約5,500億円)を売り上げ、UAEの単一住宅プロジェクトとして史上最高の販売記録を樹立した。ここまでは、前回の記事でお伝えした通りである。数字を改めて整理する。

◆ 販売戸数:1,700邸(マンション、ヴィラ)
◆ 販売総額:130億ディルハム超(約5,460億円)
◆ 記録:UAE単一住宅プロジェクトとして公表史上最高の販売額
◆ 購入者の81%がMODONの新規顧客
◆ 購入者の15%がUAE非居住者(=海外からの投資)

「Hudayriyat Golf Estates」は、フダリヤット島に広がる約95ヘクタールのゴルフコースを中心とした邸宅街である。アンダルシア様式の建築、全長2.3kmの緑の回廊、クラブハウス、ウェルネス施設、スクールまでを備え、海とフェアウェイの両方を望む立地。アブダビ中心部から車で20分、ザイード国際空港から30分という距離感も評価された。
注目すべきは、購入者の8割超がMODONにとって「新規顧客」だったという点だ。既存顧客の買い増しではなく、新しい資金がアブダビに流れ込んでいる。この意味は大きい。
MODON会長のジャセム・アル・ザアビ氏は、この結果を「アブダビとUAEの経済力に対する世界の信頼の表れ」と評した。政府資本のデベロッパーのトップが「世界の信頼」という言葉を使う背景には、後述する市場データの裏付けがある。

日本向け「BASHAYER RESIDENCES」─過去最高倍率の抽選で即完売

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真2)

そしてもう一つ、皆様に直接関わるご報告である。
7月15日、東京・マンダリンオリエンタルでの説明会にあわせて抽選販売を開始した「BASHAYER RESIDENCES」。
こちらは抽選で即完売。倍率は、私がこれまで関わってきた案件の中で過去最高となった。

BASHAYERは、フダリヤット島のウォーターフロントに位置するMODONのプレミアムレジデンスである。

◆ 立地:フダリヤット島・ウォーターフロント
◆ 構成:1〜4ベッドルームのレジデンス、タウンハウス
◆ 環境:全長3.5kmの海沿いプロムナード、公園、ジム、ハイドロセラピー施設等

実はこのBASHAYER、現地アブダビでも象徴的な結果を出している。7月に発売された最終フェーズ(300邸)は、発売からわずか1日で完売。売上は約12.5億ディルハム(約525億円)にのぼり、ここでも購入者の71%がMODONの新規顧客だった。
つまり世界中の買い手が、同じ島の、同じデベロッパーの物件に殺到している。そのグローバルな需要の一端を目の当たりにした形である。
抽選に外れてしまった皆様には、この場を借りてお詫び申し上げたい。想定を大きく上回る応募をいただき、ご案内できなかった方が多数いらっしゃった。

なぜアブダビは買われ続けるのか─2026年上半期の市場データ

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真3)

「たまたま一つのプロジェクトが売れただけでは?」
そう思う方のために、アブダビ市場全体のデータを示しておきたい。アブダビ不動産センター(ADREC)が発表した2026年上半期の公式数字である。

◆ 不動産取引総額:1,170億ディルハム(約4.9兆円)─前年同期比112%増
◆ 売買取引:861億ディルハム・16,838件(前年同期比163.7%増)
◆ 海外からの直接投資(FDI):138億ディルハム(約5,800億円)─前年同期比309%増、すでに2025年通年の実績を半年で超過
◆ 投資家の国籍:116カ国(前年同期は82カ国)
◆ 上位投資国:英国、中国、ロシア、米国、ドイツ、フランス

取引額が1年で2倍以上。海外投資は4倍。投資家の国籍は82カ国から116カ国へ。しかもこれは、紛争が報じられたまさにその期間の数字である。

① 世界の富裕層がアブダビに集まっている

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真4)

背景の一つが、世界的な富裕層の移動だ。
国際的な調査会社Henley & Partnersのレポートによれば、アブダビは2026年、世界のミリオネア純流入数でトップの受け入れ国となっている。個人所得税ゼロ、ゴールデンビザによる長期滞在、政策の安定性、そして地政学リスクの分散先としての地位。富裕層の移住動機は「成長機会を求めて」から「資産と家族を守るために」へとシフトしており、その受け皿としてUAEが選ばれ続けている。
移住してきた富裕層は、まず住まいを買う。これが高級レジデンス市場の実需を下支えしている。

② 「ドバイの次」ではなく「アブダビだから」

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真5)

もう一つの構造変化は、アブダビ自体の評価である。
これまで海外不動産投資の文脈でUAEといえばドバイだった。しかしアブダビは、UAEの首都であり、国家の政府系ファンドが集積する「国富の中枢」である。供給が投機的に膨らみやすいドバイに対し、アブダビは政府系デベロッパーが供給量を管理しており需給が崩れにくい。
FDIが1年で4倍になったという数字は、世界の投資家がこの違いに気づき始めたことを示している。ドバイの陰に隠れてきたアブダビが、今世界の投資マネーの受け皿になりつつある。
今回の2つの完売劇は、その象徴だと私は見ている。

③ 舞台となった「フダリヤット島」

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真6)

そして、2つのプロジェクトが立地するフダリヤット島に価値がある。
澄んだ海と広い空に囲まれたこの島は、活気と静けさ、都市性と安らぎが調和するよう設計されている。全長17kmのマルサナビーチ、世界最大級の人工波を備えたサーフ・アブダビ、建設中のUCI認定ヴェロドローム。アブダビ政府が「スポーツとウェルネスの島」として継続的に投資を行っている、いわば国家プロジェクトの島である。
Golf Estatesの記録的完売も、BASHAYERの即日完売も、この島の将来性に対する評価と切り離しては語れない。

【1ヶ月限定】東京説明会の動画公開

「東京の説明会に参加できなかった」
「地方在住で行けなかったので、内容だけでも知りたい」
そんな声を想像以上に多くいただいた。
そこで今回、当日の説明会の様子の一部を収めた動画を、1ヶ月の期間限定で配信することにした。通常は参加者限定にアーカイブ配信しているもので、期間限定とさせて頂く。

◆ MODON役員本人が語る、公開データに基づくアブダビ市場の一次情報
◆ 紛争報道の裏で、実際に市場で何が起きていたのか
◆ フダリヤット島の開発構想と今後のパイプライン

ニュースの見出しだけでは決してわからない現地の実情を、そのままご覧いただける内容になっている。
▼ 動画はこちら(配信は1ヶ月限定)

「MODON」とは

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真7)

MODON Propertiesは、アブダビ政府デベロッパーとして20年以上の歴史を持つ、UAE最大規模の土地保有企業。政府関連事業の実績を活かし、フダリヤット島で独創的な開発を展開している。アブダビ証券取引所(ADX)上場、時価総額は約133億ドル。2024年は売上高AED65億(前年比+637%)を記録した。

「BITEX」とは

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真8)

アブダビ初の日系不動産企業として、政府発行の不動産ライセンスを取得。累計4,500億円以上の不動産・投資商品の取引実績を持つ。アブダビ、ドバイ、シンガポール、ロンドン、中国、日本に拠点を構えグローバルに事業展開を行なっている。日本のガバナンスを導入した取引体制で、日本のお客様のアブダビ不動産投資をサポートしている。

最後に

今回の説明会は、紛争報道の中で「アブダビの今」を最も正確にお伝えできるタイミングになったと思っている。
UAE史上最高の販売記録。過去最高倍率の抽選。半年で前年の2倍を超えた取引額。
市場は、噂や不安ではなく、数字で語る。
そして数字は、いつも静かに先を行く。

誰もが安心できるニュースを待っている間に、市場は次の景色へと動く。紛争の終結時には、今日の価格はもう過去のものである。
霧が晴れてから見える景色は、美しいかもしれない。
ただ、その頃にはもう、世界中が同じ景色を見ている。

「落ち着いたら考えよう」その落ち着いた世界に、今と同じものはない。
誰の目にも見えるようになった好機は、もう好機ではない。

視界の悪い日にこそ、地図を読める者が先に着く。
それが市場である。

【完売御礼】UAE史上最高記録で完売「HudayriyatGolfE(写真9)
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本稿は BITEX HOLDINGS LLC 代表取締役社長 兼 CEO・上野真司による寄稿です。記載の数値・見通しは執筆時点のものであり、将来の成果を保証するものではありません。

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